身体に良いと言われている水素。
副作用やデメリットも気になるところですね!水素はどのようなものなのか、ビタミンやポリフェノールなどの他の抗酸化サプリメントと何が違うのか、
正しい知識を身につけておきましょう。
水素ってどんなもの?
水素そのものは、無味無臭の物質で人体に無害です。
また、1995年に食品添加物として厚生労働省に認められており、認可後も継続的に検査が行われています。
水素は既存添加物名簿収載品目リストの168番目に登録されており、下記の消費者庁サイトのURLからリストを確認できます。
https://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin525.pdf
水素は、シミ・シワや老化に加え、癌や糖尿病、脳梗塞などの病気を引き起こす原因となる「悪玉活性酸素」と結びついて、除去する働き、つまり抗酸化力を持っています。
水素の抗酸化力で優れている点は、酸化力の強い悪玉活性酸素の「ヒドロキシルラジカル」と「ペルオキシナイトライト」だけを除去してくれることです。
抗酸化力の高い物質としてポリフェノールやビタミンC・E、カテキンなどもよく挙げられますが、これらは善玉・悪玉問わず活性酸素を除去する場合があります。
その一方で、悪玉活性酸素のみを除去できるのが水素の優れた特徴です。
水素の副作用はないの??
水素の特長は、とても小さく拡散性があることです。
私たちの身体の中では活性酸素によって細胞が攻撃されると、細胞膜の脂質が酸化して、細胞が栄養と老廃物の出し入れをスムーズにできなくなり、老朽化します。また、細胞の核の遺伝子が傷つけられて、細胞が変異したり死滅したりします。
これまである抗酸化作用のあるビタミンなどそのほとんどは、細胞の中まで辿り着くことができません。
ビタミンCよりもすぐれた抗酸化作用を持つ水素は、細胞を酸化ストレスから防御してくれます。
水溶性のビタミンCは、脂でできている細胞膜にシャットアウトされますが、気体の分子の水素は細胞内のどこにでも入っていくことが可能です。特に、脳まで入れる抗酸化物質は、水素だけ。
水素は細胞内にもしっかりと届き、細胞やDNAを傷つけようとしている悪玉活性酸素を還元し、酸化トラブルが起きている場所のサビを取ることができると言われています。
そして抗酸化サプリと水素の一番大きな違いは『害』がないこと。効果の強い抗酸化物質は、場合によっては身体の免疫活動に必要な善玉の活性酸素まで除去してしまいます。
この善玉活性酸素は、高い反応活性により、外部から入り込んだ細菌・カビ・微生物等を殺菌・除去する役割を持っていて、神経伝達や血管新生、 免疫力向上等で生命維持に必要なものです。
ビタミンEなど抗酸化物質を過剰に取りすぎている人の寿命が短いという研究データもあります。
ところが、水素は選択的に悪玉活性酸素=ヒドロキシルラジカルのみと結びつき、水となり排出されます。
さらに悪玉活性酸素と結びつかなかった場合は、身体の中を通過して体外に出てしまいます。
これは水素だけが持つ優れた抗酸化の特長であると言えます。
水素は基本的に副作用はありませんが、お腹がゆるくなるという方や便秘が解消されたという方もいます。
水素を摂取することで、体内の有害物質である悪玉活性酸素が還元され、細胞がストレスフリー状態になり便秘が解消される場合や、副交感神経が優位となり、便秘の原因である自律神経の乱れが解消されたという見解もあります。
ただし、長期間症状が消えない場合は別の原因が考えられるため、摂取を中止し、専門医に相談するようにしてください。
ビタミンACEなどの抗酸化物質は、健康な身体つくりには欠かせない栄養素で、補酵素としても活躍しますので、過剰摂取は控え、食生活で足りない栄養素として補いましょう。
基本は食生活(主食、主菜、副菜)です。食事のバランスをしっかりと摂り、水素で悪玉活性酸素を還元し、いつまでも若々しい健康的な身体を維持しましょう!