水素水投与により網膜の光障害を予防・修復

水素水投与により網膜の光障害を予防・修復

眼の網膜の光傷害の主たる原因は活性酸素による。
水素水の網膜障害に対する効果を検討するためラットを3群、すなわち
①光傷害群(水素水を含まない生理食塩水投与)、
②水素水予防投与群(光傷害を与える前から水素水投与)、
③水素水治療投与群(光傷害を与えたのちに水素水を投与)に分けて比較試験を行った。

LEDで右目に光を与え傷害を起こし、左目はカバーして対象とした。
評価は5日後に網膜電図測定とHE染色後に外核層の厚さを病理学的に測定する2つの方法を用いた。

水素豊富水②群では光照射30分前、③群は光照射後からそれぞれ体重1kg当たり5mlを毎日腹腔内投与した。
その結果、②群、③群ともに①群に比べて有意な予防と改善が認められ、水素豊富水の投与によってラットを用いた網膜の光傷害に対して予防・改善作用があることが分かった。

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