水素水、水素サプリメント発生方法の違いについて

水素水、水素サプリメント発生方法の違いについて

水素水の効用は、ここ数年で人や動物で検証され多数の論文が発表されています。
水素を体内に取り入れる食品として大きく二つ、水素水と水素サプリメントがあります。

水素水は、その名の通り水素分子を含んだ水、水素サプリメントは体内に入ってから水素を発生する違いがあります。

主に水素の発生方法としては以下のようなものがあります。

A. 水の電気分解
B. マグネシウム金属(Mg)
C. 水素化物(水素化カルシウム)
D. 岩塩
E. 天然サンゴカルシウム

それぞれの水素発生法の体内における安全性について検証していきます。
水素の製法の違い

水素発生方法

A. 水の電気分解
水の電気分解によす水素発生法では、中学の理科の実験で経験があるかと思いますが、水の電気を通せば、水が分解され、簡単に酸素ガスと水素ガスが発生します。
当然ですが、身体の中ではできません。

B. マグネシウム金属(Mg)
マグネシウム金属は大量に水素を発生させます。水素が大量にブクブクと出るのはいいことなのかどうかは別として、体内にマグネシウムという金属を取り入れることの安全性については完全な確認がされておりません。
なお、水素水と言われているモノは、このマグネシウムを使ってできるものが多いです。
水素ガスは、非常に軽い分子なので、泡となってでてしまうので気化するが早いです。

C. 水素化物(水素化カルシウム)
水素化物の一つである水素化カルシウムは乾燥剤によく使われているので、危険といってかまわないと思います。

D. 岩塩
岩塩は、食品の分類としてナトリウムになります。ナトリウムの食事摂取基準は、推定平均必要量は成人の男女とも600mg/日、食塩相当量1.5g/日です。
過剰な塩分は内皮細胞を傷つけ、NO産生量を低下させることにより、高血圧や動脈硬化の引き金となります。水素が体にいいのは良いとしても、それ以上に塩分を取りすぎるリスクがあります。

E. 天然サンゴカルシウム
水素を吸蔵させた天然サンゴカルシウムについては、多孔質構造の中に含まれた水素が体内で発生するまでの時間がとても長いのが最大の特徴で、8時間以上にわたって還元力が失われないことが確認されています。サンゴカルシウムも健康補助食品などに広く使われている厚労省指定の既存添加物です。
サンゴの場合は、長時間体内に滞留するので、ミトコンドリアへの水素供給ができる確立やヒドロキシラジカル(悪玉活性酸素)に遭遇する確立が高くなります。
発生量は微少とはいえ、水素を体内の必要なところにデリバリーするには、優れていると言われています。

新しい食品表示基準(2015年3月)によると、原材料は製造時の配合割合に従って順に表示すると決められています。
したがって成分表示の一番目に書いてあるものが、もっとも多く含まれます。
様々な製法で作られる水素サプリメント。
水素サプリメントやその他のサプリメントを使用する際に、成分を確認してみるのもいいかもしれません。

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