水素のマウスにおける認知機能の低下予防作用

水素のマウスにおける認知機能の低下予防作用
学術論文Neuropsychopharmacology,(2008), 1-8(電子版)
表 題Consumption of Molecular Hydrogen Prevents the Stress-Induced Impairments in Hippocampus-Dependent Learning Tasks during Chronic Physical Restraint in Mice(分子水素摂取がマウスの慢性的身体拘束によって誘発される海馬依存性の学習能の障害を予防する)
著 者太田成男他(日本医科大学老人病研他)
概 要

マウスに長期間身体拘束を与えると、脳内の酸化ストレスが亢進し、学習・記憶の認知機能が低下した。
水素分子を飽和させた水素水を当該マウスに自由摂取させ、脳内酸化ストレスマーカーおよび認知機能(3つの評価法)により検討した結果、 いずれも水素を含まない水を与たマウスに対して改善効果が認められた。
水素水により脳内の酸化ストレスが軽減され、その結果、学習・記憶に関与する神経の海馬細胞の傷害が低減し、学習能力や記憶力低下が防がれたことが示唆された。

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