これからの健康生活に必要な水素について

これからの健康生活に必要な水素について

水素は健康のために

当たり前のことですが、私たちの体は食事つまり栄養素を摂取することで、健康を維持しています。
その栄養が不十分であり偏っていたら、当然体調不良や生活習慣病を引き起こしやすくなります。
もちろん、食事による栄養だけでなく、適度な運動や睡眠も健康のためには欠かせません。

それ以外に現代人においては、大気汚染、水質汚染などの環境問題、添加物による食品汚染、農薬、環境ホルモン、電磁波や界面活性剤による細胞障害など、健康障害の原因は挙げればきりがありません。
もちろん、ストレスや不規則な生活、過度な飲酒・喫煙など様々な要因があります。

たんに食習慣や生活習慣という言葉では片づけられない、広範囲な体内汚染とも言える現象が起きています。それが酸化ストレスと言われる現象です。
つまり、食生活の改善やサプリメントの栄養補給を意識的に行うと同時に、毒素を体内に入れない工夫と、毒素を吐き出す工夫を行わなければいけません。

しかし、人間は困った!!!という体験をしないと、なかなか動こうとしません。
ですが、困ってしまってからでは手遅れなことも多々あります。

酸素が老化や病気も引き起こしています

ご存知の通り、この酸素が老化や病気も引き起こしています。
私たちは絶えず呼吸をして、酸素を体に取り込み生命を維持しています。しかし、一部の酸素は不安定で、ほかの物質と反応しやすい「活性酸素」に変化します。この「活性酸素」は重要な役割(細胞内での情報伝達・免疫・代謝の調節など)もありますが、一方で細胞を傷つけてしまいます。

体内でも、取り込んだ酸素の数2~3%は活性酸素になっていて、一部で過剰に生じた活性酸素が細胞を傷つけてしまいます。たんぱく質が変性したり、酵素が失活したり、過酸化脂質が生じます。遺伝子と反応すると分解や突然変異が生じます。結果として、老化や癌、動脈硬化などの原因となります。

生活習慣病

それでも私たちが生命を保つことができるのは、酸化から自分を守るための防御システム「抗酸化作用」が備わっているからです。活性酸素の発生を抑えたり、生じたダメージを修復したりしています。
しかし、この能力以上に酸化のストレスがかかると、さまざまなダメージが積み重なってきます。

私たちの体には、抗酸化作用を持ち、活性酸素を抑え込んで、老化を防止してくれる抗酸化酵素を作る仕組みがあります。 しかし、抗酸化酵素を作り出す力のピークは20歳代。 そこからジワジワと低下していき、これは個人差がありますが、40歳を過ぎた頃から、急激に減少していきます。

善玉活性酸素と悪玉活性酸素

活性酸素には、善玉活性酸素と悪玉活性酸素の2種類があって全てが悪者ではないのです!
そもそも善玉活性酸素は、外部から入り込んだ細菌・カビ・微生物等を殺菌・除去する役割を持っていて、神経伝達や血管新生、 免疫力向上等で生命維持に必要とされています。

反対に悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル等)は、非常に強い酸化力で酸化させて細胞に損傷を与えて身体を酸化=老化させて、疾患や老化を促進させてしまう悪い活性酸素です。

よって、「善玉・悪玉両方」の活性酸素を全て除去してしまうと免疫力が下がってしまう為、酸化=老化させない為には、「悪玉活性酸素だけを除去する事がカギ」になってきます。
そして善玉と悪玉の活性酸素には性質の違いがあり、その違いが水素と関係してくるのです。

水素の役割

水素は、無色・無臭で、最も軽い元素。
水素は、私たちの悩みの原因である悪玉活性酸素だけと反応して水に変わる! と言われています。
要するに、善玉活性酸素と水素は同じ球体同士でお互いに反応しない性質を持つのに対し、
悪玉活性酸素はギザギザしていて吸着力が強く水素と反応しやすい性質を持っているので、反応しにくい性質同士の善玉活性酸素と水素は反応することなく、吸着力の強い悪玉活性酸素とのみ水素が反応して無害な水に変わります。

もちろん、一般的にビタミンC・ビタミンE・ポリフェノールなどの酵素を多く含む「抗酸化食品」を摂る事で、活性酸素を減らせる事は有名ですが、それらの食品は全ての活性酸素と反応するので、体に必要な善玉活性酸素まで減少させてしまうのです。
更にそれらの食品は抗酸化物質だけではありませんので、消化吸収した後に老廃物も発生して老廃物がまた酸化してしまう、ラジカル連鎖という現象が起きてしまします。
ですので、ビタミンC・ビタミンE・ポリフェノールなどは必要な範囲内で摂取することが大切です。

水素が他の抗酸化物質と最も違う点は、「善玉活性酸素には反応せずに悪玉活性酸素とのみ反応して無害な水に変わる」という最も効率のいいところ。
更に他の抗酸化物質は、分子が大きいので脳の中に入ることができませんが、 水素は最も小さい原子なので、脳のフィルターまでも通過して脳の中にまで入っていけます。

水素

しかし、摂取しても、軽いため拡散しやすい水素。
しっかり水素を必要なところに必要な量だけ運んであげる手段が必要です。ここが水素の重要なキーワードだと考えています。
このメカニズムは、後日談としますが、水素がこれからの健康社会には欠かせないものと考えています。

したがって、日ごろからバランスの取れた食事、適度な運動習慣ならびに十分な睡眠を保ち、かつ水素により抗酸化防御機構を良好に保つことが酸化ストレスを防止するためにも重要となります。

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